2005年夏北海道自転車旅行記
今回の旅行コンセプト
北海道1周を長期的に時間をかけてしたいと思うようになっている。今は社会人だから一ヶ月も休めるわけもないので何年かかってもいいからゆっくりとやろうと。去年は、北海道北半分を周れた。今年は根室から下半分攻めようかと思いました。3年前厚岸から根室のルートで輪行しまった。そのリベンジを果たす。あとは帯広でブタドンを食う。襟裳岬にいくぞ!
7月22日(金)
仕事が夕方終わり、すぐ新宿行きの高速バスに乗る。22時半に新宿に到着。漫画喫茶にはいる。寝る。
7月23日(土) 新宿−札幌
漫画喫茶朝4時までのコースにしたのに寝坊してしまった。不覚。5時だ。急いで仕度して新宿駅に走る。羽田に着いたのは6時前。6時40分テイクオフ。8時半に千歳に到着。札幌に着きラーメンを食す。今日は深夜バスで根室まで行くのだが。時間がたっぷりある。観光センターに行き美深の名物”白樺の水”を購入、家に送る。不思議な味がする水だ。北海道に来ると必ず購入する。
昼間、大通り公園でTシャツとパンツ一丁で芝生のところに思いっきり寝てるやつがいた。すぐ横にズボンを脱ぎ捨てていた。長い間ぜんぜん動かない。その格好はワザとやっているかと思ったが、そいつが急におきたと思ったら苦笑した。で恥ずかしそうにジーンズをはきだした。昨日飲みすぎて、ここにたどり着き。ここを家だと勘違いしてズボンを脱いでしまったのだろうか。寝方も日向ぼっこをするような寝方ではなかった。ここはいろんなひとがいるなあ。札幌の憩いの場だね。この公園には芋やとうもろこしが売っている。

今日は結局ラーメン屋2軒にいく。22時発の根室行きバスに乗り込む。毛布がついていて良い。良く寝れた。
この日の夜の札幌気温21度。涼しかった。

テレビ塔
7月24日(日) 根室−厚岸 追い風だったから良かったものの
朝6時くらいにバスのカーテンが開く。めちゃくちゃ霧である。ブルーになる。またかよーって感じである。朝6時半根室駅に到着。くろねこヤマトに自転車を取りにいく。くろねこヤマトで自転車を組み立て、サイドバック取り付けて荷物を積み込む。根室駅に戻って準備完了。駅前のカニ屋で花咲かにを買う。小さいやつで5匹2000円。実家に送る。
9時半に出発。少し晴れてきた。去年は厚岸−根室間でひどい目にあった。雨が降ったら最悪です。雨が降っていたら国道44号で完全にただ走るだけにしようかなと思っていたが、厚岸までの道を海岸線のシーサイドラインにした。初田牛駅まではなんとか雨が降らず曇りでしたが、そこを越えると雨が降ってきた。最悪である。しかし、強い追い風であり、気温も高くて、3年前見たく超ブルーにならなかった(逆走だったら最悪。やっぱり北海道は時計回りのほうがいいかも)。霧たっぷについたが岬までは雨が振っているので行かないことにした。意味がない(3年前も雨が降るなかいったし)。霧たっぷからMGロードに入る。きりたっぷ湿原にはさまれながら走った。晴れていたらすげーいい路ですね。
MGロードきりたっぷ湿原

そのまま直進し茶内駅を過ぎ国道44号に入る。あと21キロ厚岸までひたすら目指すだけ。雨が強くなっていくが、今日は妙にあったかい。温度計は18度。厚岸市街に入り道の駅厚岸グルメパークに逃げ込む。16時くらいだろうか。レストランでカキフライ定食を食う。シーズン最盛ではないのでがらがらであった。しかしカキはうまかった。生牡蠣が120円売っていたので2匹購入した。
チャリダーが一人道の駅に入ってきた。ここで野宿をするという。どうっすか?と言われたので、俺もここで野宿をすることにする。雨が降ったり止んだり。明日はどうなるだろうか。自転車の旅では最初の夜はいつもブルーになる。なんでだろうか。
道の駅は高台にあって景色が良い。厚岸湾、アイカップ岬、厚岸湖が一望でき夜景もなかなか。生牡蠣はガスで焼いたが、焼き加減が難しく焼きすぎた感があった。まあ食えた。

7月25日(月) 厚岸−釧路湿原 細岡展望台からの眺めが素晴らしい。
厚岸を6時半に出発。今日の予定では、国道44号を走って釧路市街に行き釧路湿原を時計回りに一周してシラルトロ瑚でキャンプする予定であった。しかし不覚なことに44号からいつのまにか道道14号に入ってしまっていたらしく、いきなりここから標茶町という標識がでてきてびびった。地図で確認すると大間違いをしており、厚岸町内の交差点で45度も間違えて走っていた。しかもすでに20キロ近く走ってしまっていて国道44号に引き返すのは不可能というか、嫌である。仕方ないのでこのまま突き進み標茶駅に向かうことにした。そして国道391にいきシラルトロ瑚に行くことにした。あまりにも方向音痴すぎる。
14号沿いは草原ちたいであり丹頂ヅルもみられた。えさを食うことに夢中で近づいても逃げない。鶴を見るのは3年ぶりだが、災い転じて鶴を見ることができたのはうれしいことだ。

11時ごろシラルトロに着いて、温泉にはいる。400円。ここにはキャンプ場があったがまだ早いので塘路この方へ行く。
塘路湖のキャンプ場は360円。荷物を整理していたら味噌汁の素をカラスに持っていかれた。追いかけたがいたちごっこみたいで追いつけず森に逃げられた。テントを建てて塘路駅にいく。釧路湿原駅近くの細岡展望台に行くためだ。自転車で行っても良かったのだが、電車だと湿原の中を走るのでイイのである。釧路湿原駅に到着し細岡展望台へ歩いてゆく。天気は曇りであったが展望台からはすばらしい眺めでした。湿原全体を上から見下ろせる。この景色は最高です。きてよかった

キャンプ場に戻って夕食を食う。シーズン前だからか宿泊者は俺だけ。こわい!
夜雨が降ってきた。寂しい。夜中キチガイなおっさんが車で入ってきて、独り言を大声で言ったり、たんを吐きまくっていたのでマジで恐かった。
7月26日(火) 釧路湿原−帯広 大雨の中激走150キロ。立ち漕ぎしまくり膝激痛。
朝4時におきた。雨は止んでいた。テントをたたみ、準備して出発。5時10分塘路を出る。国道391号を南下する。釧路市に向かうのだ。湿原にはさまれなかなか良い道です。22キロ走ったところで国道44号に入り7時に釧路駅に到着。8年ぶりの釧路駅(電車で素通りはある)。感極まる。しかし誰も旅人らしき人はいない。駅を通り過ぎたのもつかの間雨が降ってくる。やばいなー。今日は帯広まで行かなきゃ行けないのだよ。国道38号に入り釧路市街を出ると土砂降りの雨となる。ゴアテックス上下を着る。白糠のあたりは最悪である。国道38号は大型車がかなり多く(すさまじきものなり)、スピードものすごい。水を跳ね飛ばされ思い切り食らうこと限りなし。もう2度とは知りたくない道だ。
直別駅から浦幌駅の間は最悪である。

上厚内駅昭和23年にできた駅舎 廃駅にならずがんばってほしい。一見の価値あり。
路側帯も小さいしトンネルもある。12時30分浦幌駅に到着。膝がものすごい痛い。大型トラックが恐くて立ち漕ぎしまくったせいだ。膝の状態はかなり良くない。痛くて涙が出るくらいである。この先新吉野から幕別まで何も店がなく雨宿りするところもない。エロビデオ販売機だけは数キロおきにある。トラック野郎向けであろう。この販売機は屋根つきなので、休ませてもらった。足の状態は良くなく右足の膝なのだが、左足だけで自転車を漕いだ。幕別まで鉄道沿いに走っているわけでもなく、とにかく休むところがないのだ。駅があれば野宿とか雨宿りできるのだが。今日はとにかく帯広まで走ると決めていたのでもう根性で走る。雨の中左足だけで時速10キロも出ていただろうか?
なんとか帯広駅に到着する。駅ビルのなかのぶたはげという豚丼屋で豚丼食す。なんというか豚が溶けるような食感である。850円で味噌汁つき。生き返った。
にしなというライダーハウスに行く。宿泊者は、俺のほかに5人。全員ライダー。
どうやら明日は台風7号で荒れるらしい。連泊かなあ。膝の状態は最悪でまともに歩けない。明日は自転車で走るのは止して帯広を巡るかアという気持ち。雨だし、足も痛いし。次の目標は襟裳岬なので雨ふっている状態で行きたくないし。六花亭や豚丼屋にもいきたいし。明日はゆっくりするか。
7月27日(水) 帯広市 カニの家にいく。
朝、膝が痛く状態は良くなっていない。どうも軟骨を痛めたようだ。この状態だと8月末の乗鞍のレース参加できないかもしれない。それどころか今回は帯広にて自転車の旅は終了かも。電車の旅に変更ってこともあるかも知れないな。まあ今日は帯広でやりたいことをやってしまおう。
まず菓子で有名な六花亭本店が朝九時に開店するので8時半にライダーハウスににしなを出る。自転車は乗れる膝の状態じゃないので、歩いていく。本店に到着。朝早いがそれなりに客はいる。平日だが、観光客が多い。本店でしか買えないというサクサクパイを3つ買う(土日は釧路店でも買えるそうだが)。コーヒーはただで飲める。サクサクパイは人気だ。
サクサクパイ
六花亭本店を出てカメラ屋に行きデジカメの現像をお願いする。少し晴れてきた。これは今日は動けるかなと思った。しかし膝の具合は悪いので十数キロはなれたライダーハウス大正カニの家まで行こうと思った。
駅ビルのききょうという店で豚丼を食った。ここは香辛料をきかせている。うまい。しかしぶたはげの方が自分にあってるかも。にしなに戻り出発の準備をする。バイクの人たちは連泊モードだ。ここはいいライダーハウスであったが宿泊費が2000円はちと高い。
大正カニの家は無料だし、人気があるようなので行ってみる。
12時半出発。やはりやはり左ひざの状態が悪い。かなり痛くて後悔。こんなんで明日襟裳にいけるのだろうか?12キロほど進んだところで旧愛国駅に到着。駅舎は名刺が張りまくられていた。昔、愛国→幸福という切符が良く売れたようだ。
大正の家に2時半に到着。膝の痛みは少し和らいだ。明日は大丈夫かもしれない。
宿泊者は10数人。写真撮影大会は面白かった。みんなのカメラを並べてタイマーをセットして、いっせいに並んで写真を撮る。最高でした。いろんな旅人がいてよかった。

走行距離16キロ。
7月28日(木) 帯広市−襟裳岬
今日4時起床。今日は襟裳まで行くため、不安を抱えた足では早めに出発しようとしていたのだ。
晴れている!久しぶりに朝日を見た。台風がうまく通り過ぎたのか。しかしおかげで風がすごい強い。でも晴れているんだ。今日は絶対襟裳まで行くぞ。110キロほど走らないといけない、膝よ、もってくれ!4時45分出発。晴れているため非常に気持ちいい。近くの旧幸福駅に行く。この駅舎も名刺がたくさん張られていた。少し風で舞っているぞ。

広尾でまたあっちゃった。このひとに。去年も会った。なんたる奇遇。去年の旅行記参照。
国道336号線をずっといく。広尾市街まで追い風であったためかなり楽であった。広尾から庶野まで海岸線トンネル多い。厳しいな。膝の心配もあったが13時30分に襟裳岬についてしまった。風が強いが晴れていて襟裳岬は気持ちよかった。海岸線が霧なくてきちんと晴れているのはホントに気分が良い。岬でゆっくり景色を眺める。きてよかったと思う。
さわやかな襟裳岬

今日は旧えりも岬YHの民宿仙波に泊まる。スイス人の親子がいたが日本語しゃべれず。でもなんとかコミュニケーションがとれた。
襟裳岬に行くという目的は果たした。
スイス人に、貴方フィッシャーマン(漁師)?といわれた
7月29日(金) 襟裳岬−苫小牧西港
今日5時起床。外を見ると霧だ。心が少し沈む。霧は心臓に良くないなあ。朝もやは仕方ないのか?
6時半朝食をとり7時に宿を出発した。スイス人親子は最早出発している。苫小牧方向に向かう。今日鵡川まで行き泊まり明日苫小牧まで走って電車を乗り継いで帰ろうかなと思っている。飛行機は乗りたくないのだ。多少晴れているが、午後から天気が怪しくなるようだ。襟裳岬から見る百人浜と様似方向の海岸線は美しい。
向かい風のため国道336号を飛ばしていく。襟裳から苫小牧市街までは160キロ以上あるのだ。
しかし…
様似町内でパンクした。もう!!15分くらいで直して先を急ぐ。追い風は良いのだがものすごい強風。門別に入ると入ると雨が降ってきた。結構な雨だ。周辺は牧場ばっかである。鵡川に入るとかなりの大雨で道の駅に逃げ込む。3時半くらい。鵡川で今日は野宿しようとしていたが。時間が早いので苫小牧にいけるかもとは思った。しかし大雨が降っているしあと苫小牧市街まで35キロもある。いやーでも襟裳から苫小牧まで1日で走りきればカッコいかなと思い、根性で行くことにした。大雨は続く。
鵡川のウマ
鵡川からはなぜか、道が悪い。路側帯がほとんどない。しかも道路と路側帯の間に段差があるのだが、雨の水溜りで見えない。非常に危ない。大型トラックばっか通るので、こけたら死ぬ。厚真IC入口まできたところ苫小牧西港に行く標識がある。おーここから北海道を離脱する方法もあるなと思った。今日は新潟行きはあるかどうかだ。電話して聞くと新潟行き今日出るそうだ。おー!
ここの道は生命の危険を感ずるので、フェリーで新潟に行くことにした。
フェリー乗り場に16:30に到着切符は買えた。2等寝台7500円と自転車持ち込み料金がかかるが安い。明日の15:30に到着するようだ。ホテル代が浮いたな。まあゆっくりするか。
お土産も購入し、一安心。
さあ帰ろう。
今回の旅を振り返って
なんというか、今回の旅で晴れたのは最初の札幌の日と襟裳岬に行った日だけだった。最悪だが、これも北海道。北海道ではいつもつらい思いをするが、それは雨が降る日だ。でも今回は、追い風と気温の高さに助けられた。襟裳岬の日は晴れてよかったよ。北海道を1周するには、あと道南だけだ。
道南は北海道らしくないので、海岸線をひたすら走る旅になるのか。温泉を攻める旅になるのか。来年行けたら道南。
苫小牧スタートかな。
2005年北海道自転車旅行 完